5月16日11時1分配信 毎日新聞
◇「住環境」で地元意識強く
都会生活にあこがれ県外での就職を希望する気持ちをもちながらも、結局は地元志向の強さから県内での就職を選ぶ――。秋田経済研究所の就職活動・職業意識アンケートから、そんな新入社員像が浮かび上がった。
アンケートは、3月14日~4月2日、秋田市、大仙市など4カ所であった新入社員講習会の参加者に実施。男性154人、女性133人の計287人から回答を得た。
「県外での就職を希望したことがあるか」の質問に対し、54・7%が「ある」と答えた。男女別では、女性が58・6%で男性の51・3%を上回った。理由は、中学・高校卒は「地元や親元を離れたい」が47・1%で最多、専門学校・短大卒は「地元や親元を離れたい」と「都会の生活を体験したい」がともに34・5%でトップに並んだ。大学・大学院卒は「その他」が45・8%で、「県外に就職したい企業がある」などの理由が挙がった。
「県外での就職を希望した」と回答した人のうち、実際に就職活動をしたのは、男性29・1%、女性26・9%と少なかった。
一方、県内に就職した理由(3項目複数回答)は、男性が「住環境として秋田が好き」が最多の55・8%で、女性も51・1%と高い割合だった。女性で最も多かったのは「親や家庭の事情を考えて」の56・4%で、男性の26・6%を大きく上回り、秋田の女性の「親孝行」ぶりが目立った。【馬場直子】
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