全国の自治体で、水道水をペットボトルに詰めた「ご当地水道水」の販売が相次いでいる。人口減少やミネラルウオーターの普及などから、水道水の需要は減少しており、各自治体は水質が向上した地元の水をPRしたい考えだ。
社団法人 日本水道協会によると、水道水を販売している水道局は、北は北海道の「さっぽろの水」(札幌市)から南は九州の「湯浴み水」(別府市)まで、全国60か所にのぼる(2010年10月現在)。価格帯は100円から120円(500ミリリットル)程度だ。
「ご当地水道水」の中でも売れ行き好調なのが、2007年に販売を始めた大阪市水道局の「ほんまや」(100円)。オゾンと活性炭による高度浄水処理で加熱殺菌することで、クセのないまろやかな口あたりを実現。『一口飲めば「ほんまや」とおいしいを実感してもらえるはず』との想いから名づけられたという。水道水とは思えない鮮やかなピンク色のボトルデザインも好評を博し、2007年に11万4200本、2008年には17万6355本と順調に売り上げを伸ばしてきた。
大阪市と同じく、東京都水道局も1992年以降、カビ臭やアンモニア臭などを除去する高度浄水処理を導入。臭いのないおいしい水を提供できるようになったため、2004年から都庁や東京駅などで「東京水」(100円)を販売している。
一時期、日常的に水道水を飲む「水道男子」が話題になったことをご存知だろうか。市販のミネラルウオーターを買えば、2リットル当たり150円程度かかるが、東京都の水道水は2リットル当たり0。49円程度と、約300倍もの価格差がある。飲み物代を節約できることから、水道水を飲むようになった「水道男子」に目を付け、東京都水道局では「もっと! 水道キャラバン2010」のサイト上で、30代の「水道男子」キャラを起用。東京の水道水を猛烈アピールしている。
社団法人 日本水道協会によると、全国の年間給水量は、1995年の約170億立方メートルをピークに減少が続き、2008年は約158億立方メートルまで落ち込んだ。水道事業は高度成長期に右肩上がりに普及が進んだが、現在は水道管などの設備交換期に差し掛かり、各自治体は修繕費用の工面に頭を悩ませている。
「蛇口回帰」を狙い、水道水のイメージアップに奔走する各自治体。だが水質が向上しても、受水タンクや蛇口の衛生状態が気になる人は少なくないのが現状だ。再び蛇口から直接飲むようになる日は来るか。
<MONEYzineより>
今は水を買うのは当たり前。
都会では特にそうだと思います。
買わないまでも浄水器かな。
それだけ水道水に信用がないってわけかな。
肌に良いと知られているのがコラーゲン。
すっぽん小町なら簡単にコラーゲンが摂れます。
これお勧め。
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