病理学(びょうりがく,Pathology)とは、病気の原因、発生機序の解明や病気の診断を確定するのを目的とする、医学の一分野である。
細胞、組織、臓器の標本を、肉眼や顕微鏡などを用いて検査し、それらが病気に侵されたときにどういった変化を示すかについて研究する学問である。殊に、後述する病理診断との関係もあり、顕微鏡レベルの変化についての研究=組織病理学(Histopathology)の占める割合が大きい。近年では、腫瘍細胞の遺伝子配列、蛋白質発現などの変化を捕捉するために、PCR、RT-PCR、免疫組織化学、レクチン染色、ハイブリダイゼーション、ウエスタンブロットなどの手法を用いて解析を行い、治療に結びつける研究が行われるようになってきている。
尚、歯科分野においては、口腔病理学という専門分野があり、歯学部に研究室が置かれている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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